
この日記(ブログ)は、山本ぶどう農園の愚息が書いており、度々ふざけた内容の記事が登場致します。耐性の無い方は見ないようによろしくお願いいたします。
また、愚息は不真面目ですが、両親は真面目に美味しいぶどう作りに励んでおりますので、よろしくお願いいたします。
~あらすじ~
ぼったくりと対決と言っておきながら、ゴーゴーバー、タイマッサージどちらもさほどぼったくられてはいない愚息。
このままでは、釣りブログ乙と言われてしまう絶体絶命状況。
そんな中、初めてぼったくりらしいぼったくりに遭遇したのがこのボートツアーであった。
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~本編~
タイ旅行3日目にやったタイマッサージはかなり身の危険を感じたが、足は本当に軽くなった。
3日目のスケジュールは、タイマッサージが加わったため多少変更したが、その後は難なく行程を終えることができた。
4日目はかなりスケジュールを詰め込んだため7:00には起床して出かけよう!
おやすみ!!
‐翌日‐
9:00起床。
マジかよ・・
寝すぎた。
慌てて飛び起きた。
この日は、まずバックパッカーの聖地と言われるカオサン通りに出かける予定であった。
聖地とだけあって、とにかくゲストハウスが安い。
なんと、ドミトリーで100バーツ(約300円)で泊まれる看板もちらほら見かけた。
また、カオサン通りでもうひとつ有名なのが、偽造の国際学生証。
この存在は、ミュージシャンであるナオト・インティライミの旅日記を読んで知りました。
世界よ踊れ―歌って蹴って!28ヶ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇 (幻冬舎文庫)
世界よ踊れ歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 南米・ジパング・北米篇 (幻冬舎文庫)
違法なのかどうかは分かりませんが、作るだけだったら犯罪にはならないと思います。
ナオト・インティライミが本に偽造学生証を載っけているくらいですから。
国際学生証についてはまた次の機会にもっと詳しく書こうと思います。
まぁ、そんなわけで記念に国際学生証を作るために、カオサン通りに行こうとしていたわけです。
カオサン通りに行くルートとしては、地下鉄MRTのフアラムボーン(HuaLamphong)駅を降り、バンコクを流れるチャオプラヤー川をボート(チャオプラヤー・エクスプレス・ボート)で遡上しようと考えました。
このボートはバンコクを代表する交通手段です。
見てくれは結構いいですが、ボートの中は激混みします。
かなり安い(最下級のボートで14バーツ前後)し、日本ではあまり馴染みのない交通手段なのでこれは是非とも乗らないわけにはいきません。
フアラムボーン駅に到着。
私は、必死に地図とにらめっこしながらボート乗り場を目指します。
そんな私に、一人の女性が話しかけてきました。
???「はーい。あなたどこの人?どこに行くつもりなの?」
かなりガタイのいい、ふくよかな女性でした。
身長は私より少し低いくらいなので170cmくらいでしょうか?
一番最初に思い描いたイメージは小錦(KONISHIKI)でした。
イメージ図
なので、この人を小錦と名づけましょう。
ちなみに、二番目に思い描いたイメージが私の母親であるということは、母の名誉のためにも内緒です。
私は、たどたどしい英語で、日本から来た旨、カオサン通りに行くためにボート乗り場を探している旨を小錦に伝えました。
小錦「あ、そうなの?けど残念ね。タイは今日休日だから、カオサン通りのお店が開くのは14:00からよ」
愚息「り、りありー(そうなの)?」
小錦「今から行くのは、ちょっと早いわね。だったら水上マーケットに行くのがおすすめよ。カオサン通りの近くのボート乗り場で降りることもできるわ。その頃にはカオサン通りのお店も開いてちょうどいいはずよ」
水上マーケット。
それは、船の上で行われている市場のことです。
タイの水上マーケット
日本でも水上マーケットについては若干調べていました。
この水上マーケットにはツアーみたいなものがあり、私が調べた時は、最安値で700バーツ、昼食がついて1300バーツでした。
別に地図上ではバンコクから遠いわけではなかったので、ツアーとかじゃなくて、時間があったら自分で行こうと思っていました。
愚息「水上マーケットには定期便のボートで行けるんですか?」
小錦「ええ。行くなら案内するわよ?」
これはかなりラッキーですね。
ボート乗り場がわからなくて困っていたし、カオサン通りも14:00まで閉まっているという情報も手に入りましたし。
しかし、余りに親切すぎるので、若干不思議に思っていました。
そんなとき、道案内してくれている小錦が話し始めました。
小錦「私ボランティアでやっているだけど、日本人に案内するのは初めてだわ」
この言葉で、私のさっきまでの疑念は綺麗に吹き飛びました。
なんだ、ボランティアか。道理で親切なわけだ。日本でも浅草とかでボランティアで外国人観光客に日本を紹介する方とかもいますからね。
それからは、タイに来て4日目であることや、どこの観光地を回ったかとか話しました。
10分弱歩くと、ボート乗り場につきました。
小錦に一人のダンディな男を紹介され、この人から詳しい話を聞いてと言われました。
小錦はダンディな男とタイ語で会話した後、来た道を戻って行きました。
ダンディ「水上マーケットに行きたいんだって?じゃあ、このルートを船で回ろう。最後にはカオサン通りの近くで降ろすよ」
この言葉には違和感がありました。私はあくまでもボートの定期便に乗りに来たわけです。これでは、まるで私がツアーか何かに申し込むみたいではありませんか。
愚息「ここは、チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(定期便のボート)乗り場ですよね?」
ダンディ「あー・・・。水上マーケットにはこのボートで行くんだ!」
ボートの写真を見せられます。しかし、その船が私にはチャオプラヤー・エクスプレス・ボートなのかどうか判断できませんでした。
愚息「いくらですか?」
ダンディ「今日は客も少ないから船に一人で乗れると思うぞ!」
愚息「・・・いくらですか?」
ダンディ「あー・・・。2500バーツ」
漫画「ワンピース」より
全然ボートの定期便じゃねぇよ。
しかも高いし。
日本から買っても700バーツだぞ?
愚息「帰ります」
ダンディ「OK,OK。2000バーツ」
愚息「帰ります」
ダンディ「あー・・・。1500バーツ」
私はダンディがさらに何か喋っているのをあとにして、来た道を戻りました。
ボート乗り場、小錦が別の人と談笑していましたが、帰っていく私を見て慌てて追いかけてきました。
小錦「どうしたの?戻りましょ?いくらならいいの?」
よくよく考えてみると、この小錦もグルということですね。
小錦と話していた時に、「タイの人は親切ですね(笑)」とか言っていた自分が馬鹿らしくなりました。
愚息「カオサン通りに行きます」
小錦がぼったくりとグルである以上、今までの小錦から得た情報は全て信用できなくなりました。
14:00までカオサン通りの店は開いていないという情報も嘘だと思いました。
私の気が変わらないと思ったのか、小錦はここで諦め、すぐ近くにいたタイの名物交通手段である「トゥクトゥク」という車の運転手に話しかけました。
タイの交通手段トゥクトゥク
小錦「運転手にカオサン通りまで行くように話したわ。これに乗るのがいいわよ」
愚息「・・・」
運転手「何やってんだ!早く乗りな!」
愚息「いくらですか?」
運転手「300バーツだ!」
私は、彼らを無視し、タクシーを止め、60バーツ程度でカオサン通りに向かうのでした。
(自分の現在地がよくわからなくなった為、定期便のボートを諦め、陸路で行きました)
ボートツアーの誘いは気を付けてください。
愚息は後に、定期便のボート乗り場のすぐ近くでも、「ボート乗り場はこっちだ」と誘導され、別のボートを紹介されています。
ぼったくりと対決シリーズ③(in タイ)
~愚息VSボートツアー~
愚息の勝利(愚息 1勝2敗)
~次回予告~
カオサン通りに到着した愚息。
無事、偽造国際学生証を作れるのか?
ぼったくりと対決シリーズ(in タイ)④~愚息VSカオサン通り~
ぼったくりと対決シリーズ(in タイ)③~愚息VSボートツアー~
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ぼったくりと対決シリーズ(in タイ)②~愚息VSタイマッサージ~ その3

ぼったくりと対決シリーズ(in タイ)②~愚息VSタイマッサージ~ その2

ぼったくりと対決シリーズ(in タイ)②~愚息VSタイマッサージ~ その1
